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スポットライト: Derek Wong, CBA

Magic_2019_4_Spotlight_Derek_Wong_Headshot.jpg“バルーンクリエーションに限界はない。”これがDerek Wongの真言である。彼のバルーンアートへのアプローチは、境界線を引かず学び創造し続けること。初めてDerekがバルーンへ興味を持ったのは友人の娘さんのバースデーパーティーでのこと。パーティーに到着した時には、そこで彼の人生が一転するなど考えもしなかった。そのパーティーでは、クラウンが子供達にスカルプチャーを作っていた。そのクラウンの製作を2時間以上見続け、何でもないバルーンが多様な形になることに感動した。Derekは、“私が初めてみたバルーンクリエーションだった。”と言う。そして、もっとバルーンを知りたくなった。

そのパーティーで感化されてから、バルーンを学べる資料を沢山読んだ。当初の資料の一つはMarvin Hardyの本、そしてGoogleやYouTubeからも学んだ。インターネットでコツやトリックのツールを調べた。バルーンアートをもっと知るにつれ、作ることだけに興味があるだけでなく、周りの人の彼の作品へのリアクションを見ることに夢中になった。“人を感動させる作品作りが楽しいし、バルーンはインパクトを印象付ける特殊な素質があることを発見したんです。”と話す。

何か新しい事を学ぶのに遅いなんてことは決してない

道楽からプロに成長するのに2年かかった-2013年にバルーンビジネスTwisted Inflationsを開始し、趣味からビジネスへと転換した。CBA実技試験で見事CBA(世界公認アーティスト)となり、ビジネスのワンランクアップにつながった。ツイスターとしてスタートしたが、CBAとなりサービスを向上する事ができ、レパートリーにデコレーションサービスを加えた。Derekは奥様の助けを得ながら、自宅のベースメント(地下の部屋)でビジネスを経営し小さめの作品はベースメントオフィスで製作する。大きい設置の仕事は現場で他のバルーンアーティスト達の手をかりる。やがては十分フルに起動し、デスクワークの仕事を辞め、フルタイムのバルーンアーティストとなった。

CBA実技試験に向けて勉強している間は、パイオニアバルーンカンパニーの多々のリソースを学んだ。その中でも、ワールドバルーンコンベンション(WBC)では多くを発見した。彼は、WBC参加は必修だと思っていた!最初の体験は、彼の期待以上だった。所謂“レジェンド”であるアーティスト達から学べたり、情熱だけでなくフラストレーションや喜びを分かち合うバルーンアーティスト達に出逢った。Derekは、“バルーン業界は他の業界ほど大きくないが、バルーンアーティストは世界中に散らばっている。だから、顔を合わせられるのはコンベンション会場でだけ。他のアーティスト達と学んで分かち合って一緒に笑えるのはコンベンション以外にない。”と言う。DerekのWBCでの体験はさらに大きくて良いアイデアへを導き、更なるインスピレーションを得て成長し、新しい友達ができたり恩師や仲間と交わる貴重な時間である。

習得は止まない!

アーティストとして成長したDerekは、スキルを磨いて専門技術を伸ばすことができるようになった:正確さと動きである。彼は、それぞれのクリエーションに完璧なプロポーションが整い自由な動きが出るように製作する。彼のバックグラウンドから、オリジナル作品には自然にアジアのテーマの影響が伺えられる。また、最初に発見したのが日本人アーティストのTakehiro KaiさんとRie Hosokaiさんであった。Derekの自信作にはアジア文化が多く表現されている。また、彼が気に入っている作品は恐れが中心として醸し出され、細かい製作とキャラクターにそれが表現されている。或る時、ハロウィーンのイベント用に何か“恐ろしい”ものを製作して欲しいと依頼され、映画“IT(イット)”のPennywise the Clown を製作した。今日まで、このゾッとする人物が彼の最も思い出深い作品である。

Derek Wong は常に上達を目指す!バルーンアーティストとして、ビギナーの時から作品を生み出すことの楽しさを魅せてきた。学ぶ機会があれば、クラス、ソーシャルメディア、コンベンションでさえ、すぐに飛びつく。数多くのコンベンションでの受賞歴をみれば、その努力が報われていることは明らかである。

  • バルーンフィギュア3位, WBC 2016
  • アチーブメントアワード 、WBC 2014, 2016 and 2018 
  • 12分バルーンフィギュア3位, Twist & Shout 2015
  • ミディアムバルーンスカルプチャー2位, Twist & Shout 2017
  • ラージバルーンスカルプチャー1位, Twist & Shout 2017
  • トップツイスターオブザイヤー, Twist & Shout 2017
  • ラージバル―ンスカルプチャー2位, Twist & Shout 2019

Derekはこれから何処を目指すのだろう?明らかに、さらに上を。新しい生徒には似た成功の道のりを歩むよう薦める:“バルーンコンベンションに参加し、地域のバルーンジャムにも行って他のバルーンアーティストと出会い、どんな事をしているか学ぶ。”今後もDerekの凄くてユニークな作品が期待できることだろう!

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この実演に選んだスカルプチャーは、私のビーバーデザインの“Justin the Beaver(ジャスティン·ビーバー”。このオリジナルデザインは2015年Twist & Shoutの12分コンペティションで作ったもので、初のTwist&Shout参加で時間制限あるコンペティションで初めてトップ3に入賞した作品です。今でも気に入っている入賞デザインで、作り方は簡単であるがリアルで可愛い。何かカナダっぽいものと頼まれると、このデザインがよく登場する。

Derek Wong, CBA

“Justin the Beaver” チュートリアル、Derek Wong, CBA