デザイナーショーケー ス
デザイナーショーケー ス: Sarah Courtney
Sarah Courtney(サラ·コートニー)にとって、全ての始まりは彼女がエアフォイルバルーンの膨らましを覚えた10歳。彼女の両親がパーティービジネスをしていた時、お小遣い稼ぎで一緒に仕事していたそうだ。当時は、彼女の将来が大きく膨らむなんて事は知る余地もなかった。
サラはバルーンビジネスを学び続け、2013年にパーティーショップをオープンした。然しながら、彼女の情熱は小売りでなくバルーンデコレーションであることに直ぐに気づく。そこで、小売りは止め装飾ビジネスを始める。彼女のデコレーションビジネスBelle Balloonsは著しく成長した。今では、オーストラリアのメルボルンとシドニーに倉庫を持ち、それぞれ4人の社員とパートがいる。サラによると、85%のビジネスはイベントプランナー、広告/エージェント、スタイリストや企業ブランドと現場会場から成る。これらのイベントは、商品ラウンチやショッピングセンターの開店から、ユダヤ人の成人式であるバル·ミツワーのお祝いやウエディングに及ぶ。サラにとって規模の大きいプロジェクトほど好都合!大規模プロジェクトを専門とし、独自のオーガニックとトレードマークとなるスタイルを創り上げた。“アートが大好きだからこそ、新しくて抽象的なバルーンの使い方を展開させました。その結果が、私達のオーガニックです。”
現在Belle Balloonsは、大型フロア置物と吊るしバルーン、そしてオーガニックバルーン装飾のみ提供する。“私達の成功は、色々な事を幅広く提供するよりも、一つにフォーカスした事だと考えていま す。得意な事を提供する。”
サラは様々な所からインスピレーションを得る。アーティスト、ビ ルディング、建築物、自然を眺める。そうすることによって新しいデザインや形が発見されるだけでなく、カラーコンビネーションも生まれる。そして、この新ビジョンの探検は正に報われている!“企業からの依頼を受けま すが、カラーのテーマは非常に広いんです。然し、企業のカラーガイドラインに沿って私達のカラーコンビネーションで範囲を広げようとすると、70%の依頼がカスタムカラー。クオラテックスChrome®バルーンは、カラーコンビネーションとしての観点から言えば革新的です。”
サラ曰く、芸術的技巧は不可欠とは言え、自分のブランドや顧客を知ることは決定的であるそうだ。“自分のサービスとライン、シェープ、スペース、価値、フォーム、素材、色のようなアートの要因に長けている一方で、良いブランドを創り上げず根底の理解や将来の成長プランがなかったら、経営は成功しないです。”
彼女の初期の経営は、DIYやホームベースのデコレーターの到来ブーム期で、低費用とは競争できないことは分かっていた。そこで、企業とB2B(企業間のビジネス)クライエントを対象とした経営に絞った。彼女のマーケティングメッセージは今、そういったクライエントベース向けである。
Belle Balloonsにとって最も成功するプロモーションの秘訣はソーシャルメディアであり、特にインスタグラ ムである。“Belle Balloonsはインスタグラ ムで成長させました。パーティーリテールストアーのサイドビジネスとして始めましたが、私のショップであるFuntastic Partiesはウエディングや企業イベント等に適したブランドではないことに気づいたんです。多忙に急成長していた一年前、Belle Balloonsにもっと適したビジネスを設立する必要があると思い、結果、ショップを閉めることにしました。”現在、殆どの新規の客は、Googleや 企業ウェブサイトでBelle Balloonsを見つける。
またサラは、自身の成功は教育や良き指導者のお陰だと言う。“できるだけ多くのトレーニングに出席すること-交友関係やネットワークを築くことで、トレーニング以上のものを得られる。この業界に良い友達がいなかったら、自分は今ここに居ないとでしょう。Shivoo BalloonsのTina Guintaはバルーンの結び方やトピアリーツリーの作り方を教えてくれました。彼女のクラスには何度も足を運びました。彼女は素晴らしい先生です!また、イタリア、ミラノ出身のFondazione Geronimoによる作品のスタイルを称賛する。“彼女はバルーンを一つのアートにする、それが私にも共通するゴールなんです。”
サラは教育の提案者でもある。“高い基準のしっかりとした業界は、全てのビジネスに良い影響を与える。競争が激化すると議論する者がいる一方、きちんとした仕事をしていれば、もっと大きなマーケットでバルーンを使ったイベントがアピールされるし、結果、全般的に仕事が増えてゆくと信じている。”彼女はBASA Victoriaが率いるトレーニング、クオラテックスQ-ツアーのクラス、OzJam コンベンションへ数回、また2回のWorld Balloon Conventionsへ参加した。多くのクラスで教えた経験もあり、OzJam 2020での講師も楽しみにしている。
学び続け知識を分かちあいながら、サラはデザインとスケールの可能性を広げ続ける。彼女の夢の仕事は、もちろん偉大なスケールの何かである。“私の夢の仕事は、高層ビ ルやオーストラリアのある展示場の天井全体をバルーンで覆うといったような巨大でカラフルな設置です。”期待しながら見守ろう、貴方の住む近くでサラの作品を空中に眺める日が来るかもしれない!