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マービン·ハーディー, CBA: 生涯の愛情
生涯において、誰かに又は何かに愛情を注ぎ通せる方は、ほんの一握りだと思いま す。 Marvin Hardy, CBA
氏は、いづれも経験できた幸運な一人です。これは、マービン氏が35年間連れ添った奥様ペニーさんへの献身な愛、そして、生涯に渡ってのバルーン愛の物語です。
この二つのロマンスの始まりからお話しましょう。マービン氏は軍隊ベテ ランです。軍は1980年に退職しましたが、当時、地域の空軍ベースのボランティア活動に携わっていました。時々、クラウンが子供達を楽しませているのを見て、虜になりました。そのクラウンは4種類のみのフィギュアのレパートリーがありましたが、それを見たマービンに閃きが湧きました。一本のバルーンで、子供達に単にバルーンだけでなく、それ以上の何かを分かち合えるのではないか、と思ったのです。その瞬間よ り、彼の情熱が前に進み始めました。
マービンは、1983年に、マービン氏の初刊に携わったペニーさんに出会い一目惚れしました。それからはお二人とも揃って、奇跡とおっしゃいま す。ペニーも、マービン氏を一目で気に入ったことは一目瞭然です。出会って間もなくして二人は結婚し、トラックにバルーン、教材本キット、出版した本を積んでロードトリップに出ました。全ての本屋、図書館、おもちゃ屋に立ち寄り、バルーンへの愛情を広めてゆきました。正に、後にパイオニアバルーンカンパニーに紹介された、マービン氏の“Balloon Magic”が商標登録された当時の事です。
30年以上前、マービン氏は、Balloon and Singing Telegram Convention(バルーンと歌う電報コンベンション)にてパイオニアバルーンカンパニーの社長であるテッドと妻で副社長のベティ·ブラミスに会いました。当時、テッドとベティは、マービン氏のバルーン本や、今でもある彼の出版物に大きく感銘を受けました。マービン氏は、“Balloon Magic” 商標登録権をパイオニアバルーンへ譲渡し、以後23年に渡って出版され続けていま す。初刊の表紙はマービン氏でしたが、今回よ りデジタルとなった Balloon Magic – 初刊も同じく、マービン氏がカバーストーリーに登場することになりました。
今でも、マービン氏とペニー婦人の作品は作り続けられています。最近、ユタ州オ レム市のシニアリビング施設に引っ越し、お二人は今までのストーリーやバルーンのスキルを皆と分かち合い始めました。施設のマネージャーは、マービン氏とペニーさんに、入居者達やその家族、そして一般の人々にそのスキルを分かち合ってもらえるよう、大きなバルーンディスプレー製作を依頼しました。お二人は快く引き受けましたが、どうしたら実現できるものかと考え、Balloon Man Shan に相談しました。
ユタ州ソルトレイクシティのShan Inglebyさん、Balloon Man Shanは、ハーディー氏の長年の友人です。シャンとマービン氏は毎週のように個人指導で製作をしま す。マービン氏はスケールの大きい装飾を作る時はシャンと作業していたので、二人はマービン氏が居住している施設での製作をすることにしました。このマジックを叶えるのに最適な日、バレンタインでした!
この装飾はマービン氏とペニーさんへの贈り物であると、シャンは話していました。“マービンとペニーの、生涯にわたるバルーンコミュニティーへの貢献を称えるために企画しました。”とシャンさんは言いま す。Doug Rider, Jessie Blevins, Diana Habovstak, Pat Crosland, Nate Robinson, Tamsyn/Helen Spackman, Melanie Mielsen、Lance Fletcher達クルーと一緒に、5,000個以上のクオラテックスバルーンを膨らましてスカルプチャーを製作し、シニアコミュニティの空間を変身させました。
マービン氏とペニーさんには監修とアドバイスだけを頂き、あくまでもゲストとして作業を見守ってもらいました。大きいサイズから小さいサイズの物、そしてテーブルセンターピースで施設中を飾りました。“皆、感心していました。”とマービン氏とぺーニーさんは言いま す。“まず、施設の誰もがバルーン装飾を見たことがありませんでした。写真では見かけたことがあっても、実物を目にするのは初めてで、誰もが本当に驚いていました。”
その装飾だけでなく、シャンさんとクルーは、マービン氏とペニーさんの家族や友人のためにも、自分たちの時間を割いてバルーンスカルプチャーを製作しました。この特別イベントの噂を聞きつけ、地域のテレビ局が夜のニュースで特集として、その様子を流したのです!
マービン氏は、“最期の日までバルーンフィギュアを作り続ける。パイオニアバルーンと一緒に32年間を歩んできたから、ここで終わる訳にはいかない。この地球から居なくなるまでバルーンを作り続ける。”とペニーさんに約束しました。
このプロジェクトの製作と写真は こちらよ り。