次の世界の旅は、ニュージーラ ン ドに立ち寄りま す。バルーンビジネスにおける特有なチャレンジや文化的なお祝いを学んでみましょう。

ニュージーラ ン ド

貨幣: ニュージーラ ン ドド ル

通貨換算:$1 USD = $1.46 ニュージーラ ン ドド ル

言語: 英語、マオリ、ニュージーラ ン ド手話が公用語であるが、英語が最も話されている。

人口: 5百万人

豆知識: 国の3割は国立保護区であり、人よ りヒツジが多い!

質問&回答

あなたの国や市場では、バルーンはトレンディで人気がありま すか?

Zappo: はい!

Pip: バルーンは確実にイベントやお祝いの一部です。バルーンドックを広告の一部として使うテレコムプロバイダー会社もありました。

Christa: バルーンはニュージーラ ン ドでとても人気があり、さらに伸びていま す。フォイルやラテックスバルーンをよくテレビでも見かけま す。

Vicky: 世界的に厳しい年であったため、人々はお祝いを楽しみにしており、バルーンはどんなお祝いにも喜びをもたらしま す。世界中のサイトからインスピレーションを得て、オーガニックデコレーションは急増しており、ニュージーラ ン ドでは比較的新しくファンキーです。残念ながら、バルーンは広告ではあまり見かねません。

Sylvia: はい、今バルーンはお祝いで大人気です。

バルーンの人気は広がっていま すか、それとも減少傾向にありま すか?

Zappo: 人気は広がっていると思いま す。

Pip: 多くのセレブ達がオーガニックアーチやガー ラ ン ドのフォトを投稿したり、ジェンダーリビールの人気もあり、バルーンラブは明らかに人気上昇にありま す!

Christa: 人気が増していることは確実です。昨年度3月に何週間もの完全なロックダウンとなった時、多くの人達が自身の仕事に幸せを感じ満足しているかについて考えるようになりました。その時から、クリエイティビティや何か満足できることをしたいと、デコレーション、イベント、スタイリング、小売り業で大きな成長が見られま す。

Vicky: 確実に人気は広がっていてトレンドを追いかけていま す。

Sylvia: 多くの人が昨年ビジネスに参入したことを考えると、バルーンデコーの人気は伸びていると言えま す。

ニュージーラ ン ドでは、どんなバルーントレンドにお気づきですか?

Zappo: トレンドは常に変化していま す。

Pip: オーガニック!

Christa:ブラッシュ、チョコレート、モカ、ピーチ、アイボリー、サンド、ユーカリ、ローズウッドやこういったゴージャスなカラーを作るダブルスタッフの組み合わせの“ニュートラル” カラーがトレンドです。

Vicky:沢山のオーガニックや大きなブーケー他ではみない、‘トップクラス’のスタイル。

Sylvia: 手の込んだ細工やバックドロップを使った、カスタムカラーのガーラ ン ド。たいていはパーティーテーマで使われま す。

どんなタイプのお祝いが人気がありま すか?

Zappo:バースデー。

Pip: 私の場合、バースデーパーティーが人気があり、私も大好きなお祝いです。  主賓やゲストにカスタム品を制作し、滑稽なマジックで仕上げで笑わせる演出です。

Christa: バースデー、ベイビー、ウエディング、アニバーサリーやオーガニックデコーやメッシュフレームのフォトウォ―ルです。

Vicky: バースデー、婚約、ウエディング、ジェンダーリビールや企業のお祝い行事です。

Sylvia: バースデー (1,5,21,50歳など)、ベイビーシャワー、企業のお祝い行事です。

繁忙期はいつですか?一番スローな時期は?

Zappo: 安定して忙しいですが、12月と1月が一番忙しいです。それ以外の月はできる限り働いていま す。

Pip: 年の初めはトレードショーで忙しく、夏はフィールドデーで忙しいです。     勿論、年末はクリスマスパーティーが沢山あって12月のスケ ジ ュ ー ルはビッシリです。 7月はスローで、8月は冬季です。

Christa: : 1月はスローに始まりま すが、バレンタインデーはもっとも売り上げがあるのですぐ忙しくなり、続いてハロティンとクリスマスも忙しいです。一年中慌ただしいです。私達の国はお祝い事が大好きなんです!

Vicky: 全く予想がつきません。今年の冬は大忙しでしたが、春と夏のウエディングシーズンの準備もすぐに来ま す。

Sylvia: 10月から12月中旬にかけて、また1月から4月が最も忙しいです。   7月から9月はスローです。

Zappoのバルーンワーク

Zappo Bates
Zappo The Magician
エンターテイナー, Greytown, Wairarapa, New Zealand

自営業バルーン店舗が多いですか、又は小売りチェーン店舗が一般的ですか?

Zappo: 半々です。

Pip: ニュージーラ ン ドは小さい国なので、小売りが一般的です。バルーンは陳列されていま すが、主要販売アイテムとされていません。

Christa: チェーン店舗 よ り自営店舗のほうが確実に多く、また多数の在宅ベースのデコレーターやスタイリストがいま す。インスタグ ラム やフェースブックを ベースとしてキレイな画像を用い、新しく急増しているビジネス形態です。

Vicky: 独立店舗は多くないです。バルーンコーナーを備えた大型のチェーン量販店が一般的です。然しながらスタッフがバルーンのトレーニングをよく受けていないので、できることが限られていま す。これは、経験豊富なバルーンニーに素晴らしい市場を残すことになりま す。

Sylvia:小売店はあまりなく、独立したホームベースのデコレーターが多いです。 量販店チェーンはあまりないです。

今まであったリクエストの中で、最もクレイジー又は奇抜なものは何ですか?

Zappo: 子供からガソリンスタンドを作ることをリスエストされたことがありま す。でも、私はツイス ターであって、デコレーターじゃないんです!

Pip: Zoo Moo TVで仕事をしてると、フンコロガシを作らなくてはいけなかったり、今まで聞いたことのない生き物を添えて完成させるので、たくさんのリサーチをしま す。今までのお気に入りは、8歳の女の子が、彼女のお気に入りの動物を作れるか聞いてきた時ですーーーちょっと待って、えっ、棘皮動物?!その女の子は、帽子を被ったピンク色が欲しかったんです。

Christa: ニュージーラ ン ドの遠隔地で、マッピングのためにGoogleマップによってクラウドバスターのバルーンが使われた事です。

Vicky: “ラテックスは自然分解しま すよね”ーということは、あなたが使ってるバルーンは食べれる っていうことですよね?”と訊かれたこと。

どのように/何処でビジネスをされていま すか?オンライン又はお客様と直接会いま すか?

Zappo: 100% 直接お客様に会いま す。

Pip: ほぼオンラインですが、私が実演しているのを見てくれてビジネスにつながっているお客さんも多いです。

Christa: ニュージーラ ン ドでは、ソーシャルメディアはバルーンビジネスに多大な   影響を及ぼしていま す。受けるオーダーよ り、誰かがSNSで特定のカラーを用いた作品の投稿をしたのだと伺えま す。次に目を引く作品が登場するまでは、同じような色のオーダーが続きま す。

Vicky: 電話の代わりにオンラインでの問い合わせが多数を占め ま すが、プロらしい知識を踏まえて対応ができるよう、できるだけ口頭でやり取りをするようにしていま す。こうすることによって、お客様の望んでいらっしゃることを理解すると  同時に、お客様との時間を大切にすることを示すことができま す。

Sylvia: ソーシャルメディアと口コミです。

マーケティングはどうされていま すか?どのように/どこでお客様獲得をしま すか?口コミは?SNSは?出張での宣伝は?

Zappo: 口コミと自社ホームページとフェースブックです。

Pip: 私の殆どの問い合わせは口コミ経由です。私のソーシャルメディアは、作品の基準の紹介となっており、ビジネスに貢献していると思いま す

Christa: 口コミで上手く回っていま す。ソーシャルメディアは多くの人にリーチしま すが、必ずメイル、電話、訪問が必要になってくるマーケットがありま す。

Vicky: 口コミとリピーターのお客様がかなりを占め、かけがえなく大切です。お客様に満足して頂ければ、口コミで評判が広がりま す。問い合わせはホームペ ー ジ、フェースブック、インスタ グ ラ ム よ り寄せられま す。

Pipのバルーンワーク

Pip Milford-Hughes
Pippity-Pop! - Balloonologist
ツイスター/エンターテイナー, Dunedin, New Zealand

ターゲットのマーケット/お客様は?

Zappo: 主に親御さん達です。

Pip:バルーンアーティスト/ツイスターなので、主なマーケットは子供のバースデーパーティーやイベントでのラインワークです。

Christa: パーティーリテールストア、フローリスト、スタイリスト、イベントデコレーター、エンターテイナー、クラウンとマジシャンです。お客様は、ビジネス経営されている女性が多くの割合を占めま す。予想どおり、私達のオンラインビジネスカスタマーは殆どがミレニアム世代ですが、中には80歳代の方もいらっしゃいま す!

Vicky:個人アシスタントからお問合せを頂く、企業のビックイベントの見積もり依頼はありがたいです。また、個人でお孫さん用のバルーン、バースデー、婚約、ウエディング等のお問合せもありま す。幅広い年齢と客層と幅広いです。

Sylvia:主に18-60歳で女性が占めま す。企業は、アニバーサリー、、プロモーション、スタッフへのお礼の贈り物の依頼です。

貴方のキャリアにおいて、多様性がどんな役割を果たしてしていま すか?どんなチャレンジや機会に直面していま すか?

Zappo: 機会はいつも舞い込んできま す。エンターテイナーとして、全てのギグ(仕事)は異なり、それが次回へのギグへと繋がっていきま す。コロナ禍で7週間仕事がスローになりましたが、その期間だけでした。世界で起こっている事と比べ、ニュージーラ ン ドに居ることに恵まれていま す。

Pip:ラテックスは私達の一般的な取引ツールですが、装飾やバルーンツイストエンターテイナーは、業界内の違ったニーズと課題を持つエンティティであると常に感じでいま す。前でも言いましたが、私の町ではオーガニックが非常に人気がありま す。もっと装飾をし始めていま すが、別の形のアートとして楽しんでいま す。自分のコンフォートゾーン(心地よい場所)から抜け出して、新しいチャレンジに向かってゆけま す。自身のビジネスモデルをみたとき、私のバックグ ラ ン ドは電気通信、ビジネス、とカスタマーサービスです。ですから、出来るだけ最良なサービスを提供したいし、期待を超えようとする事が根付いていま す。然しながら、パンデミックは私達全員に、既成概念にとらわれずに考え、自分達に新しい機会を作らなくてはいけない、それは自分達のコンフォートゾーンの外に足を踏み入れる事を教えたと思いま す。

Christa: 私達が提供するサービスの一部に教育がありま す。私達は、海外からのインストラクターを招待する機会に恵まれてきました。インストラクターは、彼らのビジネス事情や経営の仕方、彼らの市場が私達の市場とどう異なるのか、また共有する類似点について洞察を分かち合ってくれま す。

Vicky: いつくかの文化では、お祝いはとて重要で大きな意義がありま す。すべての人のニーズに応えられるのは素晴らしいことです。

どのような特有の試練に直面しま すか?

Pip: ニュージーラ ン ドは、とても環境に配慮していま す。ここ数年、私が参加したイベントでは、その機会を利用して、ラテックスバルーンは何から作られているのか、そしてそれらを堆肥化できることを、楽しく教育してきました。完全に生分解するバルーンフラワーの風車も作りました。またつい最近、サイエンスフェアにも参加しました。これは大きな飛躍です。

Christa: 新型コロナ感染症は、恐らく私達がこれまで直面しなければならない最大の課題でした。ウィルスの拡散を抑えるために休業することを余儀なくされているビジネス、在庫が不足していること、世界的な輸送問題は、悲しいことに一部の小売業者が避けることができない課題となっていま す。

Vicky: 私達は“世界の底”にいる立場なので、供給に多額を支払わなければなりません。価格に見合う価値をお客様に提供しようとすることが課題となっていま す。

Sylvia: 現在は、コロナ感染症が再びお祝い事の再開の大きな妨げとなりつつあり、それ故に、国の経済や私達の生活に影響を与えるであろうという懸念があります。

Vickyのバルーンワーク

Vicky Richards
Balloon Art New Zealand
デコレーター, Christchurch, New Zealand

経営者として最大のチャレンジは何ですか?

Zappo: : 私の最大の課題は、自営業者がしなければならないこと全てに遅れずについていくことです。

Pip: 私にとっては、商品へのアクセスです。私はニュージーラ ン ド南島の底に住んでいま す。私達の主な代理店は北島先端に所在しま す。ですから、ご想像とおり、島間の輸送はかなりの追加費用であり、たいてい到着するまでに数日かかりま す。

Christa: 私達は世界の最南端のにいるので、供給がおそらく私達にとって最大の問題です。そのため、商品が届くまでにかなりの時間がかかり、また私達は小さなマーケットです。輸送費は高額です。

Vicky: 他の方々と同様-世界的パンデミックです!予想がつきません。また、バルーンが正しく廃棄されないと、ニュージー ラン ドの清潔、グリーンなイメージが存在的な環境破壊への認識と捉えられることです。ただし、このルールはその他の消耗品にもあてはまることです。不要な廃棄物がないよう、すべて正しく廃棄する必要がありま す。

Sylvia: 今の課題はバルーンの供給です。

Sylviaのバルーンワーク

Sylvia Rivers
Champers Party Shop
デコレーター, Auckland, New Zealand

バルーンは社会経済、文化、宗教に関係なくユニバーサル言語でありま す。その事を実証する何かストーリーや逸話はありま すか?

Zappo: バルーンは年齢に関係なく人を笑顔にさせること。

Pip:“ツイスター”としてご想像できるかと思いま すが、ストーリーに終わりはありません。私のお気に入りのいくつかをご紹介しま す。

  • とても辛抱強い11歳の男の子にハリネズミを作りました。でも、その子はすぐに涙をいっぱい流して走っていってしまいました。(私はとても申し訳ない気分でした)男の子は、その子のママと戻ってきて、その家族はホリデー中で、バルーンアーティストに会うたびにハリネズミを作ってと頼むのです。私が初めてハリネズミを作れたので、歓喜余って感情をこらえられなかったそうです。今まで一番心こもったお礼と大きなハグをしてもらいました。
  • “こんにちは。私達、国際脳研究コンベンション用に、大きな脳を作ってもらえないかと思っているのですが。-また、チームビ ル ディング エ ク ササイズで提供してもらえませんか?”脳を作るために必要なすべてのリサーチの結果、今はそれを演劇にできるほどです!それは、今まで経験してきた大人向けのイベントで一番よかったと思いま す。脳外科医がとてもユーモア溢れるセンスの持ち主だということも発見できました。
  • “こんにちは、ピッピ―ポップです!皆さんの今晩のバルーンロジストです。私は本当は心理学者になりたかったのですが、ユニ(大学)で間違ったクラスをとってしまいました。”と言うと、“私もです。”即座に反応がありました。その瞬間、素敵な夜になると直感しました。
  • 私には特別な支援が必要な娘がいるので、私のコミュニティーで日々課題に直面している人達を関わっていま す。バルーンスカルプチャーは、口頭言語を必要とせず受け取ることができるものとして選択されていま す。バルーンには触覚があり、視覚が完全でない人でも感じることができま す。バルーンには年齢制限がなく、性別、肌の色、社会的地位を判断することもありません。少し現実逃避を提供できま す。ですから、人生を思い切り生きながら、毎日を信じられないほどの挑戦に直面している人々から戻ってくる純粋な喜びは、正に私がこの仕事を愛する理由です。

Vicky:パンデミックの間、愛する人のバースデー、葬儀、新生児誕生のお祝いに出席できない海外の人達からの贈り物を沢山デリバリーしました。贈り物を受け取る人には、いつも笑顔がありま す。いつもその瞬間を写真におさめて依頼された方へ送るのが好きです。

Sylvia: 前述で述べたとおり、ウエスタン、マオリ、アジア、東ヨーロッパ、中近東のコミュニティーの多くの伝統をお祝いするイベントに携わりました。

ニュージーラ ン ドやあなたの地域について皆さんに知って頂きたいことはありま すか?

Zappo: 生活するのに素晴らしい場所です。ニュージーラ ン ドで暮らせて恵まれていま す。

Christa: ニュージーラ ン ドは親切で寛大、そして勤勉な人々で溢れた美しい国です。国としてコロナ感染症に直面しましたが、感染拡大をうまく抑えながらビジネスを   継続し、そしてさらに需要なことにコロナ感染が発症する前にできるだけ近い生活を維持してきました。ニュージーラ ン ドに住めること、また大好きな業界で仕事ができることに感謝です。

Vicky: 私達の国は美しいですが、バルーンで飾られるともっと美しくなりま す!

Sylvia: ありがたいことに、今のところコロナ感染 よ り解放されており、業界としては繁栄してかのようで、嬉しい限りです。